なぜ自分でアコギを改造しようと思ったのか
アラフォーで独立して
せっかく独立したので、大好きな音楽活動も再開しよう
と決めたぼく。
曲作りも始めたので、やはり
が欲しかったのですが、
仕事辞めて育休状態だった僕にはお金がありませんでした。
お金がなくて、エレアコが買えなかった、、、
エレアコとよばれるギターは、中古でも4万円台からと割と高価。。。
なので、ネットで安いピックアップ(ギターの音を拾うマイク)を探して、
自分でアコースティックギターに取り付けることで
エレアコにしてしまおうと考えました。
しかし、ギター初心者でギター加工などしたことのなかった素人が
果たして出来るのだろうか、、、、
という心配もありました。
でも結果
思ったよりも簡単に、めっちゃいいエレアコにすることができました。
(見た目は気にしない主義)
しかも自分で手を入れると、愛着が湧いて、
例え激安入門用ギターであっても、大切なギターへと生まれ変わりました。
以下に詳細を記します
まず加工もとのアコースティックギターは
morris(モーリス) MF-306 CS
というモリダイラの入門用アコースティックギターです
型番すら、このブログを書くために初めて調べたほどのギターですww
このギターを手に入れた経緯
20年以上も前に、友人より譲り受けたものです
当時、大学入学直後で、大学の寮に住んでいました
特殊な寮で、学生運動時代の落書きが当時のままに残されており、
当然、住む学生は少なく、入学直後、初めて寮を見て、すぐに転居する学生が大半という、少し変わった寮でした
空き部屋もたくさんあるのに、なぜか上級生との相部屋を強要されていました
一年生だった僕は、堅苦しい思いをしながらも、貧乏だったので、寮に住み続けていました。
でも、激安だったし、当時知り合った寮仲間たちは、今でも大切な友人です
入学1ヶ月後
さて、入学後1ヶ月ほど経ったとき
当時仲良くしていた寮生がある日突然
「おれ、ギターはじめる」
という宣言とともに、赤いアコースティックギターとチューナーを購入してきました
おお、アコースティックギターだ!
と、当時、クラシックギターしか触ったことのなかった僕は
興奮を隠しきれませんでした
少し触らせれもらったり、弾けるコードを教えたりしていましたが
そのうちあまり持ち出してこなくなりました
入学2ヶ月後
その友人は寮を去って、一人暮らしをはじめました
入学3ヶ月後
ある空き部屋で、一人寂しく取り残された
赤いアコースティックギターとチューナーを発見しました
あれ、置いていってしまったのか、、、かわいそうに、、、
と思いました
友人に連絡をとると、
「おれ、ギターやめた」
といいます。
おそらく数回しか弾かれることのなかったギター
持ち主にすら忘れられてしまったギター
「やめたのなら、おれ、もらってもいいかな?」
と聞くと、二つ返事で
「いいよ」
と返ってきました
こうして、
念願のアコースティックギターをいただくことになりました
おそらく友人も、ギターも、それから20年以上も弾かれ続け
Youtubeにも何回も登場し
20年の時を経てエレアコへと進化するとは、夢にも思っていなかったことでしょう
そしてそれは、僕も同じでした
なぜエレアコが欲しかったのか
独立後に初心者でギターを弾きはじめ
あまり知識も技術もなかった僕ですが
ご縁があって、呼吸器シンガー相羽崇巨さんの曲作りを手伝うことに
なれない作業でしたが、この赤いアコースティックギターで録音を始めました
初期はノートパソコンに内蔵のマイクで
すぐに音に満足が行かず、
安いオーディオインターフェース(マイクやギターをパソコンに繋げて録音するためのやつ)
AKGの安いコンデンサーマイク
を買い揃えました
コンデンサーマイクとオーディオインターフェースのおかげで、
音質は劇的に改善されました
しかし
アコースティックギターの音がマイクではクリアに録れず(技術の問題)
オーディオインターフェースに直接つなげる
エレキギターのほうがクリアな音で録れるのです
しかし、弾き語り系の楽曲にはアコースティックギターが必須
悩みました
中古の安いエレアコを見てみたり
そもそもエレアコとはどういうものかを調べたりしました
そこでわかったこと
・エレクトリック・アコースティックギターの略称
(つまりアンプに繋ぐことができるアコースティックギター)
・アコースティックギターの音を大きくしたり、録音する方法は2通り
1,マイクを立てて録音
2,ケーブルをオーティオ・インターフェースに繋いで録音
だということです
2万以下ならなんとか買えるのだけど、、、
と思っていました
ピックアップのことを調べました
ピックアップは大体2万円くらいである
しかし、取り付けには加工が必要で、プロにたのむべきだが工賃は1万以上〜
うーむ、総額3万5千円だと、エレアコ買ったほうが良い気がする、、、
そんな中、ある日アマゾンで
6千円台でそこそこ使えるピックアップ
をいうのを発見!
うーむ、取り付けは自分になるけど、6千円なら試して見る価値あり!
とのことで、このピックアップを購入しました
到着後、取り付け。
サウンドホールにつけるだけ
めっちゃ簡単www
コードが外に出ていて不格好だったけど、音は良好
しばらくコードむき出しで使用していましたが、
やはり不便、、、
と思い、思い切って加工することに
ドリルと根性、以上w
まずは弦を外して(もう何年使ってるかわからない、サビサビの弦だったので、ここでコンパウンド弦に交換)
←これだけでも、劇的な音質改善でしたww
ピックアップを一旦外して
エンドピン(お尻のポッチリの部分)にジャックをキメる(ここが問題)
僕のアコースティックギターのエンドピンは、ギター本体の穴に刺さっているだけのものだったので、とりあえず取り外す
その穴に、ジャックは絶対に通らない、、、、
思い切って穴を広げることに
素人なので、普通の定規でなんとなく必要な穴のサイズをみると、大体11〜12mm程
近所のホームセンターでドリルの刃を見てみる
大きな穴を開けすぎると戻せないので
ビビって10.5mmのドリルと、
ヤスリを購入
(これが後々大変な目にあう原因となったが、このとき僕はまだ、知る由もありませんでした)
ドリルで穴を広げる(めっちゃ緊張)
出来た!(簡単)
でも、全然入らない、、、
焦らず、ヤスリで広げる
いい感じ、、、、!!?!
途中でヤスリが引っかかり、空回り
取り出すのにも一苦労でしたが、何とか広げる
入らない
広げる→ヤスリがだめになり交換
広げる
もうちょい?
広げる
入った!!!
こんな感じwww(素人感丸出し)
言葉にすると簡単そうですが、入るかどうか、毎回ギターのサウンドホールから入れた手に、届かない穴までジャックを通すのがとても大変
紐をつかってみたり、色々試しましたが、一番いい方法は、
穴からプラスドライバーを突っ込んで、そこにジャックを一旦はめて、ゆっくりと降ろす
これが一番いい感じでした(きっと、もっといい方法がありそうな、、、)
こうして穴にジャックをとおして、外側からワッシャー、六角ナットで固定
キャップをはめて、出来上がり!!!(木材のヒビが気になる、、、)
結果、めっちゃ便利になり、音質も必要充分
何より、簡単にエレアコ化することができました。
穴の大きさは、もっとしっかり図ってからドリルの刃を買うべきだった(12ミリ)
これだけです。
ジャックのつけ外しも楽になりました
なにより、20年の時を経て進化した我が相棒に、より可能性を感じて、
後日、サドルとブリッジピンをタスクという素材に変更(ホントは牛骨にしたかったけど)
これも自分で素材を購入(サドル800円、ブリッジピン1300円くらい)
たった2000円程度で、音質が驚くべき変化を遂げました!!!
ほんとにびっくりするくらいに良くなった
気になっていた2弦のチューニングもしっくり来るようになった
弦高も3mmあったのを2mmに調整
結果、とても弾きやすくなりました
あとはナットの素材も変えたいのだけど、ここは難易度が高そうなので、また後日!!
改造を終えての感想
安いギターだから、気持ち的にもいじりやすいし、
でも適切にイジれば、必ず進化するギターにひたすら愛着が湧いてきますwww
だったのが、今では
20年以上もそばにいてくれて、20年以上も経った後に驚くべき進化を遂げた
へと変貌を遂げました
決して万人におすすめが出来る加工ではありませんが
お金がなくてエレアコが買えない方には、かなりおすすめの改善です!!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
おやすみなさいzzzz
改造点まとめ
・素材は20年前の入門用ギター(いただきもの)
・安いピックアップ(アクティブタイプ)を取り付け
・おしりのストラップ取り付け穴を広げて、ジャックを通す ←ここが最難関
・サドル(弦が乗ってる部分)の素材をプラ→ タスク(TUSQ)へ
(同時に紙やすりで弦高3ミリ→2ミリ位に)
・ブリッジピンもプラ →タスク(TUSQ)へ
以上
大変そうですが、効果はすごかった(個人の感想です)